70年代にはポップス、R&B、カントリーには次々とスターと呼べる女性シンガーが輩出するのに、女性ロッカーの巨星、ジャニス・ジョップリンの不慮の事故死の後、女性のROCKヴォーカリスト不在の状況が長く続いていました。
ところが79年に、このパット・ベネタ−が、デビュー曲?「ハートブレイカー」をひっさげ空白のロックシーンに躍り出てきたのです。
出す曲、出す曲が片っ端からミリオンセラーを記録しました。
とにかくタフでハードな歌い方の斬新なスタイルに驚いたものです。
80年代になると、女性ロックの大きなブームが来ますが、パット・ベネタ−の個性的なファッション、バックの演奏スタイル、歌い方やテクニックなどがお手本とされました。
80年、81年、82年、83年と連続してグラミー賞の最優秀女性ROCKヴォーカリストを受賞していることからも、一時の流行ではなく、女性ロッカーの頂点に君臨していたことが窺えますね。
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