プロモーション盤とは、なんだんべ?
( PROMOTIONAL USE ONLY )


プロモーションやサンプルレコードを集めていたので、レコードからCDへとメディアが移り変わるとともにプロモーションCDの収集もしています。

私にとってのプロモーション盤の魅力は、その希少性もあるのですが、レーベルやアーティストの販売戦略が色々と推測され、イマジネーションをかき立てられることです。
プロモーション盤といっても、その目的によってバリエーションは実に多彩です。
別名「白盤」とも呼ばれたりしますが、ジャケットもない裸同然のプロモ盤やサンプル盤を放送局、マスコミなどの音楽評論家、CDショップなどへ無料で配布して営業をかけるわけですね。
当然、CDの発売される1ヶ月以上前に配布されるわけですから、タイトル未定だったり、曲名が変わったりすることもあるようです。
また、通常盤には収録されていないOn Air用の「Radio Edit」など別バージョンが収録されているのも珍しくありません。

具体的には、このページに画像とデーターをあげましたが、販売用の通常盤に見本(非売品)のシールを貼った素っ気ないものもあれば、ジャケットやCDに凝った作りを施したオリジナリティー溢れるものまで実に広大なフィールドが広がっています。
手持ちのプロモ盤からいくつかサンプルをお見せします。





No 1 プロモーションレコード

レーベルA面 レーベルB面

このレーベルは、北原由紀さんの「女のまごころ」のものです。
ジャケットには、販売価格やバーコードが印刷されていますから、大量に刷られた通常盤と同じものを使っているようですが、レコード盤には違いがあるんですね。
このタイプは、プロモーションレコードにありがちなレーベルです。
元々タイトルが印刷されていなくて、おそらく配布後に放送局側で手書きしたものと思います。
へんたい少女文字が、配布された時代を感じさせますね。
B面は使用する予定もなかったのでしょうか?タイトルを手書きしていません。






No 2 プロモーションレコード

通常盤に直筆サイン。 プロモーションジャケット。

これは、渚ゆう子さんの「愛をもとめて」の通常盤とプロモ盤のジャケットを並べたものです。
一般的なプロモ盤のジャケットと少し違っていて、キャンペーンを兼ねた作りになっているのが面白いと思って掲載してみました。
どう違うかといいますとジャケットに印刷されたここに注目してください ↓


歌手の名前を当てるクイズ形式になっていて、豪華な?カラーテレビが抽プレになっています。
レーベルもクイズを意識した作りになっています ↓






No 3 プロモーションCD

プロモ盤のCDジャケット 通常盤のCDジャケット
プロモ盤のCD 通常盤のCD

比較して頂くため、GLAYのシングル「GLOBAL COMMUNICCATION」のプロモ盤と通常盤を並べて見ました。
このGLAYの2枚を見比べて、それぞれの目指すところが全く違うことがわかります。
市販される前のプロモ盤は、アーティストの名前と曲のタイトル、リリースされる日が重要ですから、ジャケットやCD面にそれらがこれでもかとばかりに強調され分かりやすく表示されています。
一方、通常盤はエンドユーザーが対象ですから、アーティストの写真を使い、イメージを壊すテキストは必要最小限にとどめ、帯の部分に小さな文字で購入の参考になる情報がビッシリと書かれることが多いですね。






No 4 プロモーションCD

1. Hands (Radio Edit)
2. L.O.T. (Love Or Truth-Radio Edit)
3. chronopsychology (Radio Edit)
4. been so long (Radio Edit)
5. Hands (Original)

これはm-floのファーストアルバム「Planet Shining」のプロモーションCDです。
販売された通常盤には17曲が収録されていますが、その中から5曲をセレクトしてプロモにしています。
なんだ、シングル並みかと思ったあなたは甘い!
OriginalはHandsの1曲のみで、残りの4曲はRadio Editなんですよ。
同じ曲でも、Mix違いで収録されることが多く、それだけでもプロモ盤を聞いてみたいと思いませんか?






No 5 プロモの配布時期を考察。

プロモーションCDジャケット表 プロモーションCDジャケット裏 通常盤CDジャケット

これは、島谷ひとみさんのシングルで2003年.6月4日にリリースされたシングルのプロモ盤ですが、4月25日午前0時からOn Airが解禁のシールが貼ってあります。
ということは、その前の準備などを考えると解禁日の数日前には配布されたと考えるの普通です。
配布時期から逆算するとCDが店頭に並ぶおおよそ40日ぐらい前には関係者の手に渡るってことになるのでしょうか?
全てのCDを人より早く聞きたいとは思いませんが、特定のミュージシャンについては、いち早く思う存分堪能できる関係者の方が羨ましいですね。







No 6 プロモにみる発売時期の変更


プロモCDジャケット表 プロモCDジャケット裏

これは1997/08/06にリリースされたMary J.Blige (メアリー・J.ブライジ)の3rdアルバムからの2ndシングル「everything」のプロモです。
このCDで面白いと思ったのは、手書きの
リリース時期変更のラベルで、ケースに貼られています。
上に掲載したようにプロモが関係者に手渡されるのがリリースの40日ぐらい前だとすると、印刷やCDのプレスはその数十日前になるでしょうから、何らかの理由でリリース時期が変更されることがあるわけですが、ラベル一枚でも大変な作業ですから、総合的なレコード会社の負担は想像を絶するでしょうし、商品としての音楽を意識してしまいますね。。。






No 7 プロモにみるタイトル未定。

プロモCDジャケット表 プロモCDジャケット裏 通常盤CDジャケット

これは2001年5月.23日にリリースされた花*花のシングル「やっぱり!」のプロモ盤ですが、M−2の「タイトル未定」が面白いでしょう?
リリースの際には「あなたへ・・・」と曲名が付いているので、印刷などの時間を考えるとかなり慌ただしく曲名を決めたのかな?







No 8 オーデション審査用プロモ。

プロモCDジャケット表 プロモCDジャケット裏

偶然ですが、おかしなプロモーションCDを手にしています。
某レコード会社の社内プレゼンテーションように作成されたモノで、ジャケットには15人の写真が小さく掲載され、CDにはフルコーラスでそれぞれの歌が収録されていました。
なにかオーデションを行い、最終審査に残った15人の最終審査用に関係者に配られたものかもしれません?
15曲を通して聴きましたが、個人的にはハートにグサグサ来る感じのボーカリストはいなかったです。
このようなオーデションの中から、数年後にはレコード会社の屋台骨を支えるシンガーが出てくるんでしょうね。
まさに金の卵探しなのでしょう






No 9 サンプルCD

CDシングルの見本盤 シール部分を拡大

このCDは、矢沢さんのアルバム「YES]です。
見た感じは、ジャケットやCD面に特に工夫が凝らされてはいません。
ごく普通の通常盤と同じです。
しかし、よく見ると裏ジャケ(CDによっては帯)に見本(非売品)と印刷した小さいシール〔綺麗に剥せます〕が貼ってあります。
更に、CDセンターホール周辺にある透明のプラスチックの部分に半円形に「SAMPLE NOT FOR SALE」とプリントされています。
大量生産された通常盤を流用していますから、販売後の放送などを目的に配布されたものかもしれません。

見本(非売品)のシール CDのセンターホール周囲





No 10 プロモーション・カセット

ジャケット カセットA面

これはサザンオールスターズの「この青い空、みどり」のプロモーション用カセットです。
収録曲は「この青い空、みどり〜BLUE IN GREEN〜」と「チャイナムーンとビーフン娘」の2曲ですが、販売された通常盤のCDには、このプロモの2曲に「心を込めて花束を」を加えた3曲が収録されています。
このように、プロモーションしたい曲をプッシュするため、プロモ盤に収録される曲数が少ないのはよくあるパターンなんですね。
このカセットには、モノクロですが通常盤用のジャケット写真が貼付されていました。 ↓

プロモに添付されていたモノクロ写真 販売されたCDは、カラーのジャケットです。





No 11 初版限定CD

ドリカム「monkey girl odyssey」にオマケのストラップが付いています

最後にプロモ盤から話が少しそれますが、通常盤にも初回限定版があって、特典としてジャケットが違ったり、CDのピクチャー盤とかオマケ類を付けたりなんて事は常識になりつつあります。
これもエンドユーザーを対象にした大きな意味でプロモーションといえるかもしれません?
コレクターアイテムとして確立した分野ですね。





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1. プロモーションレコード
2. プロモーションCD
3. プロモーションカセット





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