山下達郎


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   クリスマス・イブ







 ジャケット 表 ↓



クリスマス・イブ

このピクチャーレコードは、アルバム「メロディーズ」(83年)の収録作品から「クリスマス・イブ」をシングル・カットして、同年、年末の季節限定商品として発売されたものです。
それから17年たちますが、毎年クリスマスには、必ずどこかで耳にします。
♪きっと君はこない ひとりきりのクリスマス・イブ……。
ジーンと胸に染み込んでくる、悲しくも切ない曲です。
この曲を聴くと、幸せの絶頂であった遠い追憶の日々にフラッシュバックされて、しばし、意識が現実を離れ、甘酸っぱい痛みを残して戻ってくるのです。
楽しかった記憶を思い浮かべられる方は、幸いです。
苦い記憶が蘇る方は、更に幸いだと感じさせてくれる、その様なクリスマス・ソングではないでしょうか?
レコード会社のプロモーションや、JR東海のクリスマス・キャンペーンに使われたこともあるでしょうが、何よりも達郎氏の音楽にかける情熱が、この曲をクリスマス・ソングの不滅の名作、いや、もはやスタンダードとして位置づける原動力となったのでしょうね。




 ジャケット 裏 ↑








 ← Side 2
 

  ホワイト・クリスマス


この曲に関して、山下達郎は次のようなコメントを書いています。

「あのCMソング(JR東海)は古今東西のクリスマスソング約300曲の中から選ばれて残ったそうです。
セリに勝ったんですね。
イントロからエンディングまで自分の詞、曲、編曲、コーラスで、キャラクターがよく出ていると思うけど、まあ、運、不運ですね。
まさに、レコード会社のプロモーション力もある。
ソニーだったら、2年で売ってたと思いますよ(笑い)」。

「この曲はアルバム「メロディーズ」のラストにひっそりと収められていた作品です。
バロック音楽でよく聞かれるコード進行なので、何かその種の風味を入れたいと考え、ふと思いついたのが「クリスマス」というテーマでした。
その時、シュガー・ベイブ時代にトライして未完だった曲の歌い出し「雨は〜」が突然頭によみがえり、歌詞はあっという間に出来上がりました。
どうせなら間奏に本物のバロックを引用してやれということになり、昔から大好きだったバッヘルベルのカノンを選んだというわけです。
スウイングル・シンガーズのスタイルを一人アカペラでやろうというのですから、難しいなんてもんじゃありません。
あそこの8小節で半日費やしました。
エンディングのコーラスは一転してアソシエイション風のアプローチですが、これは当時一世を風靡していたオフ・コースへの対抗意識からでたアイデアーです。
いくらシングルには地味だといっても、せっかく作ったクリスマス・ソングだったので、毎年末に、カラー・ビニール、ピクチャーレーベルと、趣向を変えて出していました。
それが88年から4年間にわたってJR東海のクリスマス・キャンペーンに使用されたことで急激にブレイクし、毎年チャートのベストテンにランクされるようになり、89年暮には、ついにナンバー・ワンとなりました。
おかげで、発売されてから1位獲得までの最長記録(6年6ヶ月)、ベスト・テンに再チャートされた回数の最多記録などなど、へんてこな記録を沢山持った曲となってしまいました。






ロモーションのEPレコードです


プロモーション・レコード・ジャケット

レコードに付いていた販促チラシです。
SIDE A SIDE B
土曜日の恋人 未収録
MOON MOSE−112


「土曜日の恋人」はオレたちひょうきん族のエンディングテーマ曲として採用されました。
達郎さんらしい爽やかな曲ですね。
通常盤のB面には三菱電機のイメージソングとなった「MERMAID」が収録されていますが、このプロモーション盤にはA面のみの片面収録となっていてB面は未収録です。
良い曲なので、残念ですね。





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